ぜんまい紬の着物の中古価格は、ネットオークションでは16,000円程度

ぜんまい紬の着物がタンスの中で眠った状態ではもったいないと感じた時、着物を売りたいと思う方も多いでしょう。
着物を売る手段としてネットオークションがありますが、買取相場を調べてみたところ約16,000円でした。

予想よりも安いと思われるかもしれませんが、これはネットオークションの相場なので正確な価値ではないので注意が必要です。

ぜんまい紬の着物の特徴

ぜんまい紬は米沢紬が発祥の織物で、主に山形県の米沢で生産されています。
米沢紬には主に紅花やクチナシなどの草木で染めた絹糸で織られているのが特徴です。

一方、ぜんまい紬は緯糸に山菜で知られるぜんまいの綿を混ぜて織り込んでいます。

普段食用となっているぜんまいからは想像しにくいですが、食用になる前のぜんまいからはたくさんの綿毛を摘むことができるのです。
収穫したぜんまいから綿を摘み、ゴミや汚れを丁寧に取り除いた後に糸を紡ぎ、織ってつくられています。

ぜんまい紬は主に家族の普段着として使われていました。
現在は生産量が少ないので希少性があり、中古市場でも高額買取されるケースが多いです。

ぜんまい紬は経糸に真綿、緯糸に真綿とぜんまい綿をミックスした糸を使用しています。
羊毛のような風合いと薄茶色の天然色が特徴的です。
渋さを感じる風合いは華やかさが少ないものの、大人らしい上品さや気品さを感じさせます。

女性だけではなく、男性にも着やすいデザインが多いです。

緯糸にぜんまい綿が合わせられていますが、感触は真綿とほとんど違いありません。
ふんわりと温かいので、秋から冬の着用にぴったりです。

モダンでおしゃれ着としても用いられる米沢紬とは異なり、ぜんまい紬がもともと普段着として着物や帯がつくられていました。
そのため、米沢紬と比べて華やかな場面では似合わないかもしれません。

しかし、綿独特の手触り感が良いので、普段着としては上質な着心地でしょう。
普段着として着たいという方にはピッタリな着物です。

また、ぜんまい綿は防湿・防虫効果に優れていると言われています。
昔の人は湿気や防虫対策として他の着物と一緒にぜんまい紬を入れて保管していたようです。

ただ、最近はぜんまい綿の量も少なくなっているため、着物の品質を守るためには湿気と防虫対策は欠かせません。

ぜんまい紬は保湿性や防水性も高いとされており、丈夫な織物なので仕立て直すことで長い間着続けることができるところも魅力の一つです。
ぜんまい綿自体限られた時期にしか採取できないため、ぜんまい紬は生産量も少なく価値も高い着物なので、長く着られるように大切に保管しましょう。

ぜんまい紬の着物を高値で売るコツ

ぜんまい紬は希少性のある着物なので、比較的に高額買取となる場合が多いようです。
シミや破れがあると価値も下がってしまうため、高額買取を狙う場合は保存状態を良くすることがポイントです。
買い取ってもらえないかもと心配な方は、着物専門買取業者を使ってみましょう。