土田友湖の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
千家十職の一つでもある袋師として活躍する土田友湖が手掛ける帯を売る場合、まずは買取り相場を抑えておく事が大切です。
ネットオークションで売るケースを調べてみると平均7万円程度で買取りされています。
中古の最高値は美品の角帯で98,000円で売る事ができています。
土田友湖の帯は5年間で数件しか出品されていないのでこの数字は目安に過ぎません。
土田友湖の帯を高く売るのなら、深い知識を持った鑑定士に見てもらうのが一番です。
着物買取店なら着物への造詣の深い専門家が無料で鑑定してくれます。
高く売るのなら専門知識豊富なお店に相談するのがおすすめです。
土田友湖の着物の特徴を徹底解説
初代から十二代目まで約300年に渡る歴代の袋師が土田友湖となります。
冒頭にも挙げたように袋師とは「千家十職」と呼ばれる茶道に関わる職業の尊称であり、主に茶碗師、釜師、塗師、指物師、金物師、表具師、一閑張細工師、竹細工・柄杓師、土風炉・焼物師に続く職家として「袋師」があります。
袋師の仕事は主に茶道具の茶入(抹茶を入れる際に使われる茶器)の仕覆や服紗、角帯などを作っています。
以前までは仕覆制作のみを生業としていましたが、五代目の時に服紗を扱っていた家が次々と断絶してしまったため、表千家の九代・了々斎から服紗も扱ってみてはと引き立てを受けて、仕覆以外の制作も始めるようになりました。
茶入というのは一つひとつ大きさや形などが異なっており、高さ・口径などの寸法を計ってから袋を仕立てなくてはなりません。
つまり、仕覆はその茶入に合わせた作りとなっているためオーダーメイドで作られたものがほとんどです。
なお、仕覆の多くは華やかな生地を使うことが多いですが、基本的に茶入がメインとなります。
また、仕覆を依頼された方の好みや希望を聞きながら生地を決めて、仕覆の制作を行っていくそうです。
土田友湖の角帯は、元々布を取り扱っている袋師だけあって、素材へのこだわりがかなり強いです。
仕覆を制作する際は世界中から集めた裂の中から最も茶入に適した素材を使っており、そのこだわりが角帯からも見られます。
仕覆と同じように土田友湖の角帯も華やかさがあるものの、決して着物の邪魔をすることはなく、端正さを引き立たせるものが多いと言えるでしょう。
ただ、そもそも土田友湖の角帯自体はかなり本数も少なく、こちらもほとんど出回っていない代物になります。
着物買取店などであれば貴重な品であり、土田友湖のブランドからも高値での買取りになる可能性は十分に高いでしょう。
土田友湖の着物を高値で売るコツ
土田友湖の作品はどれも丁寧な仕上がりになっており、作品としても貴重であることから高値で売る事ができる可能性が高いです。
価値が分からない人に鑑定されては悲劇です。
着物買取店のような着物へのしっかりとした知識を持ったお店に見てもらうのが良いです。
こういった店は出張買取りや宅配査定にも対応しているので大変重宝します。