正藍染の買取り相場はオークションではいくらなの?
日本の伝統を象徴する正藍染を売る場合、まずは買取り相場を知る事が大切です。
ネットオークションで売る際の価格を調べてみると、平均6,800円程度で買取りされています。
中古の最高値は千葉あやの作の反物で 300,100円で売る事ができています。
最安値は1円からあり、価格の幅が広いのが特徴です。
もちろんこれらの値段は参考値に過ぎません。
できるだけ正藍染を高値で売るのであれば、着物買取に特化している着物買取店に相談した方が良いでしょう。
こういった店は無料査定をしているので査定額に満足なら売る事を検討するのがおすすめです。
正藍染の特徴を徹底解説
正藍染は「日本最古の藍染」とも呼ばれる伝統的な方法で製造されている染技術です。
すくもを灰汁で発酵させるという古くから伝わる藍建てによって作られています。
すくもとは、藍の葉を乾燥させてさらに発酵させたもののことを言いますが、これを木や草を燃やした時に出る灰を熱湯に入れたときの上澄み液で染色させていきます。
日本最古の正藍染は藍建てを行うのに何日間もかかり、染め作業も「液に浸けては空気にさらして酸化させる」という作業工程を何度も繰り返し行わなければなりません。
正藍染はよく藍染めと混同されがちですが、藍染めとしっかり区別させるために「正藍染」という言葉が作られたと言われています。
藍染めはインディゴ(藍)で染めた全てのものを指しますが、簡単に言うとどんな原料を使っていても藍を原料にしていれば「藍染め」になります。
化学的に作られた石油由来の合成藍を使用しても、藍草の葉を原料にしていても全て藍染めです。
藍で染めている限り化学的に偽物は実在しないことになるのですが、伝統的な藍染めと区別するために正藍染という言葉が誕生したのです。
ですから藍染めには偽物はありませんが、正藍染には偽物が存在するということになります。
正藍染は藍染めと比較すると青く透明感がある色をしており、光を反射させるような明るさがあります。
さらに正藍染には性質の違いもあり、色落ちや色移りの心配がありません。
汗にも強く擦れなどにも強いので長く身に付けていても、形状をそのまま保つことができるのです。
独特の匂いもなく肌に触れてもかゆみやかぶれなどが起こることもないでしょう。
本来正藍染は、絹・綿・麻・ウールなどの天然繊維に染めていくのが一般的です。
しかし、藍染めの場合はウールまたは絹の素材を使った染技術にとても苦労します。
特に動物性のタンパク質でできた短繊維のウールはなかなか染まりにくいといった特徴が見られるようです。
正藍染を高値で売るコツ
古くからたくさんの人に愛され続けてきた正藍染を少しでも高値で売るためには、品物の状態が重要になります。
丁寧に保管しておいても、傷や汚れ、虫食いなどがないとは言い切れません。
また、証紙や保証書などがあれば本物の正藍染であることを証明することができるので、着物や帯と一緒に査定してもらいましょう。
正藍染を高く売るのなら買い手選びも重要です。
着物買取店なら着物への深い知識を持った査定員が無料で査定してくれるので安心です。
店は出張査定や宅配買取りにも対応しているので忙しい方にもおすすめです。