宗廣力三の着物の中古価格は、800,000円程度

着物や帯などを売る方法の中には、ネットオークションを利用して出品することができますが、宗廣力三の着物はオークションで検索することはできませんでした。
希少価値の高い着物であることから、中古販売価格で調べてみると平均相場は約800,000円となっています。

人間国宝に認定されている宗廣力三の着物は、専門家による査定でなければ本物の価値を判断することは難しいものです。
正しい相場で売りたいのであれば、ネットオークション以外の方法で売ることをおすすめします。

宗廣力三の着物の特徴

宗廣力三は、1982年に紬織・絣織で初めて個人で人間国宝に認定された人物です。

もともとは作家を目指していたのですが、20代の頃に青年団運動を通じて紬織を地場産業として尽力していくうちに郡上紬に託す想いが強くなっていきました。
今では貴重な紬といわれる郡上紬は、昭和初期に戦後の影響によって衰退していきました。

しかし、一度消えかけた郡上紬の再生を遂げ、新たな技法によって今日の郡上紬を創りあげてきました。

農家の屋根裏や土蔵に放置されていた江戸時代の高機を修繕し、古く残されていた縞帳を元に研究を重ねていきました。

郡上紬の魅力は、何といっても素朴な草木染な色合いと光沢です。
黄は刈安、黒は阿仙薬、青や紺は藍など地方産でとれる天然植物を使い、何度も数を重ねて染め上げていきます。

宗廣力三によって新しく開発された「どぼんこ染」は、他ではあまりお目にかかれない独特なぼかしで染め上げられています。

これは、染料液に糸をまっすぐ垂直に入れて、糸の繊維から染料を自然に吸い上げていく力を利用した染め方となっています。
糸を少し引き上げたりして染料液の量を減らすことで自然なぼかしが美しく作ることができるのです。

こうして染めた糸を組み重ねて縞模様や格子柄を作っていきます。

郡上紬には、糸や染料や技法などにこだわり、研究を積み重ねてきた歴史がこめられているのです。
着れば着るほど着心地がよくなり、深みと艶も増していきます。
色味による温かみも感じられ、洗う度に強くなっていきます。

宗廣力三によって再生された郡上紬は、美術的評価が高く美術館にも展示されるくらい価値があるものとして指示されています。
そのため、宗廣力三が亡くなられた後は、長男の宗廣陽助がその技術を引き継いでいます。

宗廣力三の着物を高値で売るコツ

宗廣力三は、人間国宝と認定されるくらいの技法を身につけていた人物です。

紬ファンにとっては憧れの着物であるため、着物買取では1点でも高額買取が期待できるでしょう。

着物の買取はできるだけ綺麗な状態で保管していることが高額査定につながる条件ですが、宗廣力三の作品は安易に手に入れることができない着物なので、汚れやしわがあっても高値で売ることが期待できます。

その際には、証紙や説明書などがあれば宗廣力三の着物であることが証明できるので一緒に査定してもらってください。