葛布の買取り相場はオークションではいくらなの?

タンスに眠っている葛布の着物を売る場合、まずはその買取り相場を知っておきましょう。

ネットオークションで葛布を売るケースを調べてみたところ、中古の最高値は男性用の道中着で 41,718円で買取りされています。
最安値は江戸期の裃が1,000円で落札されています。
もちろんこれらの値段は目安に過ぎません。

葛布の着物を高く売るのなら、その価値が十分に分かる着物買取り店に鑑定してもらうのがおすすめです。

参考:葛布を買取りしてくれる店一覧

店は無料査定をしてくれるので、提示された金額に満足なら売る事を検討してみましょう。

葛布の特徴を徹底解説

葛布とは、葛の繊維を原料に用いて作られた織物のことを言います。
中国では新石器時代から取り入れられていたもので、アジア最古の布と伝えられてきました。

葛布は中国の史記や論語などにも記述されるくらい古くからあるもので、日本においては太宰府である菖蒲浦古墳群から出土しています。
庶民の衣服または上流階級の人々が着る喪服の素材にも使用されていて、万葉集に葛布を謳ったものがいくつかあります。
鎌倉時代に入ると武士の装束にも葛布が使われるようになり、江戸時代では武士の陣羽織や公家の直垂、裃、火事羽織、狩衣などと使用用途がさらに広がっていきました。

現在は静岡県の遠州掛川が名産地で有名になっていますが、葛布の発祥地である中国の場合、唐の時代には葛布を用いた衣服はほとんど見られなくなりました。
これは安価な大麻草や高級な絹が注目されたことによって、葛布の需要がなくなっていったことが理由となっています。

日本においても明治維新の始まりと共に、武士が姿を消し洋装が取り入れられるようになった頃から葛布の需要と供給のバランスが崩れ始めました。
紡績技術の機械化が進み木綿が普及されたことによって、葛布は衣料としての必要性が喪失してしまったのです。

しかし、そこから壁紙の原料に使用されるようになり、輸出用の生産を始まりました。
戦後、葛布が大量生産され外貨を獲得する産業にも発展しましたが、韓国が壁紙に力を入れ出すと共に、日本の製造業者が激減してしまいわずかな業者のみが生き残る状態となっています。

現在は着物の素材に用いられることも少なくなりましたが、この技術を伝承してスカーフやタオルなどの生産が行われるようになりました。
葛布には抗菌作用があり、肌の健康にも良いとされています。
紫外線や熱を通しにくく、通気性もあるため夏に着用する着物にも最適でしょう。

芭蕉布しな布と並ぶ日本3大古代布とされる葛布は、独特な光沢と「葛」の特徴が全面に出る魅力があり、古くから伝統工芸で親しまれています。

葛布を高値で売るコツ

葛布でできた着物は希少性が高く、その真偽を見極めるには熟練の目が必要とされます。
江戸時代は高級品とされていた葛布は、博物館に並んでいてもおかしくない程の貴重品です。
目には見えない手作業の風合いに魅了される人達も多く、買取りを行った際に高値でも購入を希望する人が出てくることでしょう。

高く売るには、買い手選びがカギになります。
買い手には、着物の価値が分かる着物買取り店を選ぶのが安心です。

参考:葛布を買取りしてくれる店一覧

こういった店は宅配買取りや訪問査定に対応しているので忙しい方にも人気を博しています。