熊谷好博子のインターネットオークションでの売却価格は3,400円程度

あの熊谷好博子(くまがいこうはくし)の着物も、ネットではあまり高値では取引されていません。
わずか3,400円程度にしかならないのです。

これは、熊谷好博子の価値がわからない人が多いのと、模造品のレプリカが多く出回っていることに関係しているようです。化繊でできたレプリカは、あまり品質がよくありません。

ですが、安価のため、熊谷好博子の作品に手が出ない人でも楽しんでいるようです。どうせなら、熊谷好博子の本物の着物を着ていただきたいですよね。
レプリカが跋扈しているので、ネットで売るのはやめた方が賢明でしょう。

熊谷好博子の着物はどんな着物?

熊谷好博子は、大正6年に生まれました。亡くなったのは昭和60年です。

昭和30年~50年頃に、東京友禅の作品を数多く生み出し、活躍しました。
初期の頃は、伝統的な友禅の技法を受け継いでいたのですが、徐々に新しく試行錯誤し、あらたな作風を築きました。
従来の友禅に見られなかった技巧を展開し、東京友禅の世界に新風を吹き込みました。

人間が生み出すことのできない、自然そのままの形に注目し、樹木の杢目や、はっぱの形や葉脈などを生地に折り込みました。
石の表面なども自然の中の美しい対象として世界観に取り込み、熊谷好博子の着物の柄として、文様を作り上げました。

従来の友禅は、幾何学模様とは反対の、具象的(抽象的の反対)な文様が多かったのですが、熊谷好博子は幾何学的な模様を取り入れ、直線などもダイナミックに使いながら、オリジナリティあふれる表現を活かしています。

幾何学的な模様を使った着物は、あまり色味を多くせず、白黒や灰色などを使ったモノトーンの落ち着いた色合いで展開されています。

非常にスタイリッシュで、モダンな感覚を持っていたのが、熊谷好博子という作家でもあります。
自然の世界と、幾何学模様の世界、どちらも熊谷好博子の世界観です。熊谷好博子は友禅の世界に新たな可能性を見出した、稀有な作家でもあるのです。

熊谷好博子は、若い頃に川端龍子氏について、日本画を学びました。
好博子(こうはくし)という名前は、川端龍子氏からいただいた名前です。

その日本画を東京友禅に折り込み、オリジナリティあふれる作風を確立しました。
昭和56年には紺綬褒章を受賞しています。また、昭和57年には紫綬褒章も受賞しています。
昭和60年に勲四等瑞宝章も受け取っています。

もともとは日本画を志しており、着物の作家になったのは34歳。遅くに才能が開花しています。
日本画の画力が高いため、すぐに人気がでるようになりました。

石摺染や杢目染などをメインにした自然の文様、また、幾何学模様を使った現代的でスタイリッシュな文様など、さまざまなバリエーションに富んでおり、亡くなった今でも高い人気があります。もう新作を発表することはできないため、中古での入手がメインとなります。

中古市場でも高い人気を誇っており、売るのも買うのも、人気が高い着物の1つです。

熊谷好博子の着物を高く売るコツは!?

熊谷好博子の着物を高く売るコツは、できればネットではなく、直接着物買取業者に依頼することです。

いまは、出張買取などを行ってくれる業者もあるので、わざわざ丁寧に梱包して店まで持ち込まなくとも、自宅まで買い取りに来てくれます。
熊谷好博子の着物は、ネットではレプリカも多くてあまり高い値がつかないのですが、買取業者ならその後、催事に流すので、高い値段で買い取ってくれます。
できれば複数の業者に見積もりを出して、より高い値段をつけてくれた業者を選びましょう。