児玉博の着物の中古価格は、ネットオークションでは20,000円程度

伊勢型紙で重要無形文化財保持者(人間国宝)となった児玉博の着物は、高値で売ることが可能です。
しかし、売る場所によっては高値で売れない可能性があります。

例えばネットオークションでは、児玉博の着物の出品は数少ないものの、出品価格を見てみると約20,000円程度となっていました。
中古品ということもありますが、人間国宝の作品が20,000円程度にまでなってしまうのです。

もちろん、あくまでも目安であり状態によっては高値で売れることも可能かも知れません。
しかし、基本的にネットオークションでは高値は期待できないと言えそうです。

児玉博の着物の特徴

児玉博は伊勢型紙の中でも縞彫りと呼ばれる定規と彫刻刀を使って均等に縞柄を彫り、柄をつけていく技法を着物に取り入れています。
1本の縞を彫るためには3回は同じ線の上をなぞる必要があり、少しでもズレてしまうとうまく模様が出なくなってしまう可能性があります。
そのため、集中力のいる作業となります。

また、彫りには糸入れと呼ばれる作業も必要です。
糸入れを行わないと縞模様がうまく染められなくなってしまいます。

この時の作業は型地紙を2枚に剥がし、また重ねて縞を彫っていきます。
彫ったら今度は剥がし、絹糸を入れていくのですが、これをまた2枚張り合わせなくてはいけません。
つまり、柄が合うように貼り付けないとせっかく彫ったものも台無しになってしまいます。

一見遠くから見ると無地であったり、大きな柄に見えてしまいますが、近くで見ると無地だと思っていたものが実は細かい線が入っていたり、大きながらも細い線1本1本から作り出されていたりします。

このような繊細な縞模様の型紙彫刻は作るのが非常に困難で、修行をこなし長年経験を積んだ技術者にしかできないと言われています。

伊勢型紙を作るためには、単純に型紙に彫っていくのではなく自分で型紙自体を作ることから始めていき、ようやく彫ることができるようになります。
型地紙は美濃の和紙を使ってベニヤ状に張り、燻煙と乾燥をすることで伸縮しにくいしなやかな性質の型地紙へと仕上がります。

児玉博はそんな伊勢型紙縞彫りの人間国宝ということで、着物や帯などの作品一つ一つに縞彫りから作り出される美しさが表現されています。

元々、児玉博は伊勢型紙の技術を持つ父親から小さい頃から指導を受けており、縞彫りを中心に修行していました。

父が亡くなってからは型染めの本場として知られていた東京へ上京し、伊藤宗三郎を師事しており、浅草で型紙彫刻を行っていました。

その後、昭和4年に独立し日本橋で開業すると型付師の小宮康助の型紙を彫ってからは、小宮康助やその息子である康孝の多くの江戸小紋染めの型を彫るようになったのです。

戦後は故郷である三重県へ戻りましたが、今まで児玉博が多く手掛けていた縞小紋の人気が出ず、お金を稼ぐために地元の銀行で働きながら制作活動を行っていました。

児玉博の着物を高値で売るコツ

児玉博の着物を高値で売る方法としては、やはりネットオークション以外の方法で売ることが高値で売るポイントと言えるでしょう。

例えば、着物専門買取業者に相談し売るという方法が、高値での買取も可能になりやすいです。

買取の際は基本的にプロの査定士により適正な価格を査定していきます。
そのため、人間国宝である児玉博の作品は高く買取ができる可能性が高いのです。

また、状態が良かったり、複数の和装アイテムをまとめて売ることで高値で売れる可能性はより高くなるでしょう。
買取方法も豊富で、家にいながら買取ができる出張買取やキットに詰めて出すだけで買取査定してもらえる宅配買取などがあります。
これらの方法を活用し、着物専門買取業者で高値が期待できる買取を行ってみましょう。