伊那紬はどれくらいで売れる?

伊那紬の着物の中古価格は、ネットオークションでは25,000円程度

伊那紬の着物を売ろうか迷っている人は、着物の相場がどのくらいになるか気になることでしょう。

ネットオークションで伊那紬の相場価格を調べてみると、25,000円程度という結果が出ています。
もちろんこれは目安に過ぎず保管状態が良ければ相場を上回る金額になるかもしれません。

伊那紬の着物の特徴

伊那紬は、長野県伊那地方で生産されている紬織物です。
伊那紬で使われている糸は、古くから中央アルプスと南アルプスに挟まれている諏訪湖に発する天竜川の水を用いて養蚕が行われてきました。

この天然良質な生糸を使い、さらに通常の繭よりも大きな玉繭から取れる玉糸や、真綿かた手で紡がれるた紬糸、野生の天蚕糸・天蚕真綿糸など多彩な素材を組み合わせたもので織られているのが特徴的です。

伝統工芸品として着尺地や帯地などの用途として生産されています。
長野県の天竜川沿いでは織物と蚕物が地場産業として取り組まれており、「信州・蚕の国・絹の国」として18世紀初めから言い伝えられてきました。
蚕が繭を喰い破り穴のあいた繭などを名古屋や京都に出荷できなくなったことがきっかけで自家用の染め織りをはじめたのが伊那紬の始まりであるとも言われています。

伊那紬は、上田紬、飯田紬、松本紬などと一緒に「信州紬」という総称で呼ばれることもあります。
長野県の織物生産は、規模が小さいためそれほど多くの生産量ではありませんが、昭和50年当時では長野県だけで120軒近くの工房があったようです。

現在は、長野県駒ヶ根市の「久保田織染」が伊那紬唯一の機屋となっています。
織物技法は、古くから高機を使って丹念に織られていくのが独自の技法となっています。

伊那紬の最大の特徴は、手織りがもたらす風合いが何とも言えない魅力で織った人の味や個性がそのまま表現される1点もののオリジナル紬である事です。

草木染めに使用されている材料は、地元で採取されるクルミやカラマツ、りんご、シラカバ、イチイなどがあります。
芽が木から出てしまう前の冬の間に木を切って、皮を剥き保管しておきます。
そしてこられの樹皮から出た汁を何度も浸しながら染め上げていきます。

この作業は、大きなガス窯で樹皮の染液を漉していくのですがサウナに中にいるような環境で行われるため真夏日はかなりの肉体労働です。
しかし、この漉し作業によって微妙な光沢感と優しい色みの糸が仕上がるので天然材料の面白いところでもあります。
化学染料では決して出せない色や柄が伊那紬には隠されているのです。

伊那紬の着物を高値で売るコツ

伊那紬は、平成22年に開催された「紬織物サミット」でグランプリを受賞するほど優秀な作品です。
色染めの工程から高度な技術が計算された柄合わせにより、訪問着のようなしっとりとした妙味を感じ取ることができます。

素朴で深みのある色合いの伊那紬を気に入った人でれば、高値でも購入したいと思うでしょう。
ですから、伊那紬を売ろうとしているのであれば適正価格を査定してもらえる着物買取専門業者に依頼するのが最も有力な方法と言えるでしょう。

伊那紬の証紙があればさらに高額買取が見込めるので、着物とあわせて査定してもらってはいかがでしょうか。


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