百貫華峰の着物の中古価格は、ネットオークションでは24,000円程度

加賀友禅の作家として知られる百貫華峰の着物はとても艶やかで美しい着物が多いです。
しかし、手放さなくてはならなくなってしまった場合、どこで売るか迷う方も多いのではないでしょうか。

ネットオークションで中古価格の相場を見てみると、約24,000円程度で出品されていることが分かりました。

あくまでも相場は目安に過ぎませんが、加賀友禅の巨匠とまで言われている百貫華峰の作品であってもネットオークションで出品した場合、高値で売ることは難しいようです。

百貫華峰の着物の特徴

百貫華峰は、1944年に金沢市に生まれ、加賀友禅作家として数多くの着物などの作品を作り続けています。
元々蝋纈染めの修行を行っていましたが、その後加賀友禅の道へと進みました。

友禅の世界で唯一重要無形文化財保持者となった木村雨山や、毎田仁郎から指導を受け、30歳という若さで日展に初入選させたのです。
この頃、加賀友禅が世間から認められるようになってきた頃でもあり、百貫華峰はもちろん、他の加賀友禅作家も様々な作品を残しています。

その後、三越や高島屋などの有名デパートで個展を開催するなど、様々な活動を経て現在でも作品作りが行われています。
なお、新しい金沢駅の構内にある伝統工芸品の中には百貫華峰の作品を見ることができ、パネルが展示されています。

百貫華峰が描く加賀友禅は、「加賀五彩」と呼ばれる5色を基準に配色を選んでいきます。
藍色や臙脂、黄土、草、古代紫などを使って色鮮やかな自然美を表現していくのです。

製作工程では、まず構図を考え仮仕立てを行い、下絵を加えていきます。
そこに糊を置いていき彩色を施します。

下蒸しで色を定着させた後、中埋めという次の地染めで色が入り込まないように糊で伏せる作業を行っていきます。

地染めで色ムラのないように刷毛を均等に動かしていき、いよいよ本蒸しです。
地染め作業はかなりの技術と集中力を用いなくてはならず、一番重要な部分と言えます。

本蒸しが終わればあとは水洗いをして余計な染料を流し、脱水と乾燥をさせた後、仕上げ作業に移ります。
水洗いする時は川の流水を使って反物を広げて洗っていたため、「友禅流し」という名で今でも金沢の風物詩となっています。

百貫華峰の作品も、加賀友禅の技術を用いて作られているのですが、その構図に合わせて様々な技術をふんだんに取り入れ、まるで美術作品のような華やかさはもちろん、どこかストーリー性を感じられるデザインは、まさに百貫華峰しか作り得ない作品と言えるでしょう。

加賀友禅では最初に構図を考え、どんな色を差すのかも全て決めてから作業に取り掛かると言います。
そのため、既に完成されたものをイメージしないといけないことになります。

一つ一つの花の色やグラデーションなどはどんな人が着るのかをイメージして作品にしており、そのことを踏まえて百貫華峰の着物を見ると、その凄さがより一層分かることでしょう。

百貫華峰の着物を高値で売るコツ

百貫花見値の着物を高値で売るためには、シミなどの汚れやシワが少ない状態で売った方が良いです。
また、購入時についてきた箱や証紙などもあると、より高値で売りやすくなります。

ただしネットオークションでは正しい価値が分からないため、着物専門買取業者に査定依頼をしてみましょう。
着物専門買取業者であれば正しい査定価格を知ることができますし、何よりそのまま買取も行ってもらうことができるという利点があります。