本郷大田子の着物の中古価格は、ネットオークションでは4,000円程度

使用していない着物や帯を手放そうと考えた時に、ネットオークションを利用する人も多いでしょう。
ですが、相場がわからないと値段を設定するのも難しいものとなります。

ネットショッピングを確認してみると、利用者が安く購入したいという願いから価格が抑えられた着物が多く、本郷大田子の作品の着物の場合、相場価格は4,000円程度となっています。
中古品となるので状態の良いものでないと、高い金額での取引ができないことがわかります。

正しい相場で売りたいと考えているのなら、ネットオークション以外の方法で売ることをオススメします。

本郷大田子の着物の特徴

初代本郷大田子の二男として、1986年に京都で生まれたのが現在2代目の本郷大田子です。
日本画家の水田慶泉を師事に持ち、大田子草堂塾において染色についての知識を学び、1969年には銀座ソニービルにて「リズムのなかの色とかたち」を発表しました。
その後も数々の古典を開き、本郷大田子の名を襲名したのは1986年となります。

本郷大田子を襲名以来、芸術公論殿堂作家賞や国際芸術文化功労賞など数々の賞も受賞してきました。

本郷大田子の着物の魅力と言えば美しいグラデーションでしょう。
思わず息を飲んでしまうような美しさを作り出す技術は、「虹染」という方法で作られています。

虹染は、初代本郷大田子が編み出した染色技法であり、絶妙なグラデーションが特徴となっています。

賀茂神社の摂社である大田神社に、上賀茂神社の社家であった古い家を工房に改築して虹染作業を行っています。

地色の一部をぼかして染めることで色がにじみ、グラデーションを作るぼかし染が主役となっていることから、京友禅の中でも独特な表現方法と言われており、「創意工夫発明功労賞」を受賞しています。

虹染は、白い生地に染料を落としてにじませ、違う色を何色もにじませていくことで美しいグラデーションが生まれ独特の色合いを醸し出すのです。
数々の色が「にじむ」ことで虹色に染まることから「虹染」と名づけられたのと伝えられています。

色を落とす場所や色の選びによって、そのグラデーションは全く別のものとなり、同じデザインの作品でも同一のものは無いため、一点物の価値があるとされています。

そして、虹染には色彩感覚と繊細さが必要となることで難しい染色技法でもあるのです。

代表的な作品としては、「連山朝ぼらけ」や「高山寺紅葉」、「流水山風」などがありますが、どの作品も四季の美しさや日本の風景を着物に取り入れてあり、幾重もの色が重なった部分には深い色が刻まれ、見る者を虜にする素晴らしい美しさがあるのです。

光を受けると発色し、輝きが増すことで本郷大田子が感性豊かな作家であることが再認識できる作品が多くあるのです。
艶やかさがあり、上品で高貴な着物なので海外からの評価も高く、海外でも多くの個展を開催しています。

そのため、中古品でも美しい作品が多いことから日本人のみならず外国人にも人気で、需要の高い着物となっています。

本郷大田子の着物を高値で売るコツ

本郷大田子の着物は人気が高いので1点からでも売りに出せますが、より高値での買取りを希望しているのなら、複数の着物と一緒であるか帯や小物なども一緒に査定をしてみると良いでしょう。
また、状態の綺麗なものであり本郷大田子の作品の特徴でもある美しいグラデーションが損なわれていない着物であると高い金額で売れることが予想されます。
ただし、ネットオークションであると正しい査定が出来ないことも考えられるので、着物専門買取り業者に査定をしてもらうことが望ましいです。

着物専門の買取り業者なので、着物のことに詳しい鑑定士が査定をしてくれますので、高額査定をより期待できるでしょう。
買取り業者によっては、シミや汚れがあっても査定可能なところもあるほか、出張買取りを行っている業者もあるので便利です。