広瀬絣の買取り相場はオークションではいくらなの?

大柄な模様が特徴的な広瀬絣を、自宅のタンスに長年保管してあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
広瀬絣を売るのなら、買い取り相場を知る事から始めましょう。

ネットオークションで広瀬絣を売る場合、平均相場は2,500円程度です。
中古の最高値は、天野圭作の九寸帯で33,058円で売る事ができてます。
最安値は1,000円からあります。
もちろんこの価格は目安に過ぎません。

広瀬絣を高く売るのならその価値が分かる着物買取り専門店に見てもらいましょう。

参考:広瀬絣を買取りしてくれる専門店一覧

こういったお店は無料で査定してくれるので、提示額に満足の場合にのみ売る事を検討しましょう。

広瀬絣の特徴を徹底解説

広瀬絣は、1824年に町医者の妻である「長岡貞子」が染色技術を広めたことをきっかけに作られた木綿絣です。
島根県安来市広瀬長で製造されている絣からこの「広瀬絣」という名前がつけられました。

農家の副業として織られるようになってから明治時代に最も盛んになり、末年には年産10万反も地機を用いて織られていたと言われています。
大正4年の大火以降は急速に衰退してしまいましたが、第二次世界大戦後に再び復興を呼び起こし民芸的生産が行われることになりました。

広瀬絣は、絵絣が中心でほとんどのものが緯絣です。
倉吉絣・弓浜絣と共に山陰の三絵絣を代表する一つで大柄な絵絣が非常に特徴的で、この三絵絣は絣糸を絵台と緯綜台に張って種糸を作っていく技法で織られています。

参考:弓浜絣を売る

【広瀬絣の技法】

製造工程は、型紙制作・緯綜台の型付け・括り・藍染・機織・仕上げの順で行われていきます。

広瀬絣は縦糸づくりに特徴があり、布幅に作った緯糸を緯綜台に60~150本掛けて、型紙をあて、墨を刷り込んで緯糸を台に掛けたまま括っていく技法で作られています。
この絣括りの技法は、広瀬の創案で幕末期頃から行われてきました。

当時は「広瀬の大柄、備後の中柄、久留米の小柄」と呼ばれるほど名高い織物でもありました。
大柄な模様は、松竹梅や鶴亀などおめでたい柄が多いことから、広瀬絣で作った布団は、嫁入り道具の一つとして持参していたと言われています。

嫁入りの初夜に床入りをした後は大切に保管し、生涯を全うした時に再び用いるといった風習もあったようです。

1962年には、県の無形文化財に指定され染色の技術を伝承するために伝習所を設立しました。
1985年に、広瀬絣センターが設立され、島根県の伝統工芸品として受け継がれています。
広瀬絣センターでは、藍染め体験や機織り機の数々を間近で見学することができます。

伝習所からは機織りのリズミカルな音が放たれ、懐かしく和やかな気持ちで伝統工芸の風合いを感じることができるでしょう。

広瀬絣を高値で売るコツ

広瀬絣は、無形文化財に指定されている伝統工芸品なので、生産地や品質が記されている証紙が貼られている可能性が高いです。
この証紙は査定額を左右させる重要な要素なので、買取りを依頼する場合は必ず広瀬絣と一緒に出しましょう。

高値で売るのなら買い手に専門家を選ぶ事も重要です。
着物買取り専門店なら着物への深い知識を持った鑑定士が丁寧にその真価を調べてくれます。

参考:広瀬絣を買取りしてくれる専門店一覧

宅配での買取りに対応しているお店も多いので利便性の高さも魅力です。