福田喜三郎の着物の中古価格は、ネットオークションでは2万8000円程度

刺繍の名匠とも名高い福田喜三郎の着物を売ろうと考えた時、どれくらいの相場で売られているのか知りたい方も多いのではないでしょうか?

福田喜三郎の着物をネットオークションの出品相場で調べてみると、およそ2万8000円程度という結果になりました。

あくまでもこの相場は目安にしか過ぎませんが、中古になってしまうと福田喜三郎の着物もかなり安く出品されてしまう場合が多いようです。

福田喜三郎の着物の特徴

福田喜三郎氏は京都で有名な刺繍の名匠であり、第一人者とも言われる程偉大な人物でもあります。
そんな福田喜三郎氏は1972年に工房を立ち上げており、日本刺繍から柄付けや箔加工なども行う工房を作ったのです。

福田喜三郎氏の刺繍は一つ一つが繊細で、儚さを感じられるような作品から豪華絢爛という言葉が似合う作品まで、幅広いものが多くみられます。

そんな中、福田喜三郎氏に師事していたのが息子の福田喜重氏でした。
喜重は名匠と呼ばれた父の元で育ち、父からの修行を乗り越えて同じく刺繍家への道を辿ることになります。

刺繍家となった喜重は、その後伝統工芸展などで入選を果たしていき、徐々にその作品が認められるようになりました。
そしてついに1997年には業績が認められ、重要無形文化財(人間国宝)に認定されたのです。2年後には紫綬褒章の受章、さらに5年後には旭日中綬章を受章しています。

父から学んだ刺繍の伝統を受け継ぎつつ、新たな作品を生み出すために、生地選びから染色、箔加工に至るまでこだわっています。

福田喜三郎氏と福田喜重氏の作品は別物としているのですが、福田喜重氏の作品には父を敬意し落款は「喜三郎」という名前が付いています。
そのため、福田喜三郎氏の作品と福田喜重氏の作品を混同してしまう方もいらっしゃるようです。

福田喜三郎氏と福田喜重氏の作品を見分けるには、刺繍の流動性を感じる必要性があります。

喜重の作品の多くは色糸による刺繍が施され色に細かな変化をつけたり、模様の流れが感じられる曲線的なものが多く、花や草木などの自然に関するものはほとんどが曲線を活用し仕上げています。
曲線を使用することで平面で作られたはずの刺繍が立体的に見え、織物自体のグラデーションと相まって奥行きの感じられる作品がみられるのです。

このように、福田喜三郎氏と福田喜重氏の作品には違いが見られるので注意しましょう。

人間国宝として認定された福田喜重氏の作品の方が人気があるように感じるかもしれませんが、福田喜三郎氏の作品も大変貴重なものであり、ネットオークションなどでも福田喜重氏の作品が多く、福田喜三郎氏の着物はあまり見られません。

貴重な着物となるため、高値で売るれるようにポイントを押さえておきましょう。

福田喜三郎の着物を高値で売るコツ

福田喜三郎氏の着物を高値で売るためのコツは、かなり古い作品となるため傷や汚れがなるべく付かないように大切に保管することが重要となります。
できれば着物専門買取業者に依頼し、本当に福田喜三郎氏の作品なのか、それとも福田喜重氏の作品なのかどうかを判断してもらった方が良いです。

着物専門買取業者であれば、出張買取や宅配買取等を使って手軽に査定から買取まで行ってもらうことが可能です。