千切屋の着物の中古価格は、ネットオークションでは10,000円程度

京都で作家物の着物から帯などを製造販売している千切屋の着物を売りたい時、誰もが相場を気にするでしょう。
着物買取には様々な方法がありますが、人気のネットオークションの買取相場は約10,000円となっています。

正当な価格であればもっと高値での買取に期待できるはず。
素人では正式な価格を見極めることも難しいので、ネットオークションでの高額買取は困難な方法と言えるでしょう。

千切屋の着物の特徴

千切屋は最高級の振袖から訪問着、帯や小紋、紬などの呉服を提供しているメーカーです。
創業は享保10年(1725年)、江戸幕府の八代目将軍・徳川吉宗の時代にさかのぼる、京都の古い呉服屋になります。

創業者である長野与兵衛忠雅氏が本家の勝屋から分家を許されて、京都で袴や麻、風呂敷などを販売したことが、創業のきっかけとされているようです。

長野氏は小田原候の御用商人に選ばれ、明治維新まで名実を拡大させながら商売を続けていました。

明治維新後は御召を扱い、御問屋としては初のトップにまであがり、明治42年には新柄陳列会などを主催し、時代を専攻してものづくりに徹していたようです。

販路の拡大により、昭和4年には東京・日本橋に東京店が開設されました。

同年の9月に千切屋で最も大きなイベントである、第1回羽衣選裳会が開催され、翌年の昭和5年に「羽衣」を商標登録の出願し、翌年に認可されたことで羽衣という名称が全国的に認知されるようになったのです。
現在でも羽衣をブランドに高品質な着物を提供しています。

それから昭和17年に長野商店が設立され、昭和19年に現在の千切屋へと改称されました。

千切屋の着物は多くの作家により手がけられていることが特徴的です。

作家の中には人間国宝の喜多川俵二氏の作品から、手描き友禅の染匠で知られる田畑喜八、伝統工芸織物展で入賞経験が多い小倉淳史などの有名作家の着物が揃っています。

千切屋では長年の経験と最新の完成を取り込んだ図案の創作も行っており、そのテーマを高い技術力とセンスを持つ作家との共同により、素晴らしい作品づくりが行われているのです。

昭和27年には羽衣織染美術研究会が発足され、そこには有名作家が多数会員となり、その会員の作品が陳列された作家陳列会の開催をきっかけに、千切屋は「作家ものの千切屋」と認知されるようになりました。

現在は日本伝統工芸展などで多くの作品を展示し、自然の美しさを表現する大村幸太郎氏、重要文化財の復元や新しい染作品を展開している小倉淳史氏、繊細な風合いや透明感のある色彩を表現できる草木染めの匠である山岸幸一氏などの作家が千切屋で活躍しています。

千切屋ではお客様の意見を受け止めつつ、時代に適した作品を提供できるように作家とのつながりを大切にしているため、発表会や展示会を1年に何回も開催しています。

京都の感性に特化した美しい染や織を大切にしつつ、独特な世界観を持つ有名作家とのコラボレーションが上質な着物を提供できる千切屋の強みと言えるでしょう。

千切屋の着物を高値で売るコツ

千切屋の着物は伝統工芸品や作家作品が多いので、証紙がついています。
証紙は着物の証明書であり、品質を証明するものなので査定にも大きく影響するものです。
なので、千切屋の着物をより高額で売りたい場合は、証紙と一緒に査定してもらいましょう。

また、千切屋の着物を売るなら着物専門買取業者がおすすめです。

着物専門買取業者では着物に関する知識が豊富な鑑定士が査定を行うので、正式な価値を理解した上で正しい金額を提示してくれます。
業者によっては宅配買取や出張買取があるので、わざわざ店舗へ行かずとも査定と買取ができ、大量に売りたい場合にも便利です。