森山虎雄の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
森山虎雄の着物をなるべく高く売る為に、まずは相場を抑えておきましょう。
人間国宝でもある森山虎雄の作品は多くが高額で取引されています。
しかし、ネットオークションでの3年間の相場の平均を見てみると。を見てみると4万円円程度となっていました。
もちろんこれは目安に過ぎない数字ですが、ネットオークションは基本的におすすめできません。
なぜなら、森山虎雄の本当の価値が分かる方が参加するは限らないからです。
森山虎雄を高値で売るには、着物買取店に査定を依頼するのがおすすめです。
こういった店は無料で査定してくれるので、その価値を知るのに重宝します。
森山虎雄の着物の特徴
森山虎雄は重要無形文化財・久留米絣の技術保持者として知られていました。
元々森山家では、長きにわたり久留米絣を制作していた家庭でした。
森山虎雄は3代目として跡を継ぐことになったのです。
16歳の頃からしっかりと久留米絣について学んでいき、その制作を続けていかれました。
その中で重要無形文化財技術保持者として認定を受け、後継者養成や久留米絣の技術を保存する活動にも力を入れていました。
森山虎雄が作り続けてきた久留米絣は、年間で制作されている量が少ないため、なかなか市場にも出回らない貴重な織物です。
久留米絣の特徴として、手くびりと言われる図案に合わせて括っていくことで染まらないようにする技術、正藍染めで染め上げること、そして手織り機で必ず織ることが挙げられます。
森山虎雄の工房では、徳島県産のすくもと日本酒、木灰汁で発酵させたものを使用しており、藍瓶の数も他では見られない程の数を工房が所有しています。
参考:徳島着物買取
久留米絣と言えば、藍色を思い浮かべる方も多いかと思いますが、森山虎雄が作り続けてきた作品は、藍の濃淡をうまく表現されており、小柄をより引き立たせています。
久留米絣で小柄を作るには、手くびリの際に繊細で高度な作業を必要とします。
そのため、かなり難しいのですが、森山虎雄の着物はそれを実現させているのです。
久留米絣は図案の作成や藍染め、手織り作業など、すべての工程を合わせると30以上にもなり、そのどれもが手作業で行われます。
しかし、機械では絶対に出せない手織りならではの温かみが感じられる織物なのです。
綿織物ならではの触った時の柔らかさは、着用時にも肌触りの良さが心地よく、いつまでも着ていたくなるような着物が多く見られます。
どちらかと言うとフォーマル向きではありませんが、毎日家の中でくつろぎたい時などには最高の着心地と言えるでしょう。
森山虎雄の作品には自然美を描いたものも多くみられ、着る本人はもちろん、見る人にも安らぎが感じられる素敵な着物となっています。
現在の工房では、久留米絣を若い世代にも伝えられるよう、洋服やファッションアイテムにその技術を取り入れ、販売しています。
森山虎雄の着物を高値で売るコツ
森山虎雄の着物は、非常に貴重なものなので高値で売りやすいのですが、ネットオークションではその特性上、高い出品額で出していても売却まで至らない可能性があります。
もしも早めに売りたい、納得のいく値段で売りたいとお考えの方は、着物買取の専門業者に査定してもらうと良いでしょう。
こういった店であればスピーディーに売る事ができるをだけでなく、プロの目でしっかりと査定を行ってくれます。
貴重な久留米絣、しかも人間国宝の森山虎雄が作ったものであれば、より高値で売る事も期待できるでしょう。
証紙や着物を購入した時に付いてきた付属品、さらに他の着物や帯もまとめて売るのがおすすめです。